第219回では、XR教育アプリの企画書を画面で共有し、構想や実現に向けた課題を参加者と検討しました。企画書ではXRにAR・MR・VRを含め、平面上ではイメージしにくいものを直感的に理解できるようにすることをコンセプトとしています。理解のきっかけをつくり、学習への意欲や、単元を捉える解釈の幅を広げることを目指します。
想定する利用者は、目に見えないものや空間図形のイメージでつまずく人、問題や公式への理解を深めたい人、教科書などの教材だけでは理解しにくい人、学習者の理解度に不安がある先生です。案として、スマートフォン・タブレット・PCを使い、3DオブジェクトやアニメーションをAR・MRで表示して、向きや大きさ、位置を変えたり、操作したりする機能が挙がりました。関数を入力して図形を表示する、単元を選んでイメージアニメーションを見る、先生側の操作と学習者側の表示を連動させるといった使い方も検討しています。ユーザーが教材を作成・共有する構想も示されました。
参加者からは、学ぶ側が表示を見るだけでなく、専門的な制作スキルがなくても3Dの説明資料を作れる仕組みがあれば、教育以外のプレゼンテーションにも活用できるという意見が出ました。企画者も、作り手を増やすことや、使いやすい操作方法を考える必要性を確認しました。実現に向けては、Unityやプログラミングの知識、先生や生徒のニーズ調査、数学・理科などの専門知識が課題として挙げられています。教育現場での正式な活用、学習意欲や理解の向上、教員の負担軽減、XRを身近にすることが目標です。GeoGebraを参考にしつつ、使いやすさや体験、理解度の面で上回ることも目指すと話しました。