第285回は、前回に続いて「メタバース×教育」をテーマに、clusterの教育利用ガイドライン改訂や、メタバースと学びの接点について話しました。clusterが紹介する教育の展望を振り返り、教育に活用する技術をメタバースに限らず、VR・ARなどを含む「バーチャルテクノロジー」として捉える見方にも触れました。メタバースのプラットフォームには機能や対応機器の制約があり、目的によってはそれだけでは足りない面があるという意見も出ました。
改訂されたガイドラインでは、教育機関が授業や講義でclusterを利用する際、事前相談が不要になったことを確認しました。一方、オープンキャンパスなど広報目的での利用や、参加費を必要とする学会の開催には、引き続き事前相談が必要です。無料の学会や、教育・研究・学習を主目的とする催しの扱いにも触れ、利用目的や開催形態によって条件が異なることを整理しました。clusterはスマートフォン、PC、VR機器から利用でき、比較的参加しやすい点も教育利用に関わる特徴として挙げられました。
メタバースを教育に生かす具体例は簡単には思い浮かばない一方、3D空間で街や教室を共同制作する活動なら、創造力やチームワークに加え、試行錯誤して問題を解決する力を育てられるのではないかと話しました。文化祭などを制作やデザインの実践の場とする案も挙がりました。また、3Dモデルやアニメーションを使って、図形、力、電気、波など、理解や説明が難しい内容を視覚化する学習への期待も語られました。プラットフォームごとの制約や制作時の試行錯誤も含め、メタバースならではの教育活用を考える回となりました。