Solanaのグローバルハッカソンに提出された「Seedflow」を題材に、プロダクトの内容や制作過程について話しました。構想の出発点は、農業に携わる人から聞いた、収入の少なさや干ばつなどの災害後に復旧資金を確保しにくいという課題です。小規模農家や商店に向け、少額融資と、災害などの条件を満たすと保険金が支払われるパラメトリック保険を組み合わせる案が紹介されました。
借り手は50〜300ドルの融資を申請し、貸し手はUSDCなどを地域ごとのプールに預ける想定です。災害の発生を気象情報や衛星画像などから確認し、条件に合えばスマートコントラクトで自動的に支払う仕組みが説明されました。現地の言語で利用を案内するAIチャットボットや、資金の動きをオンチェーンで確認する機能も構想に含まれています。貸し手への報酬として年利や独自トークンを示す一方、トークンの役割や価値の説明は今後の検討事項として挙がりました。
発表資料やデモを見ながら、ビジョンだけでは対象者や解決する課題が伝わりにくいこと、災害を何で判定するか、融資プールに資金を集める方法、低金利が借り手と貸し手の双方にどう働くかなどを議論しました。また、保険の自動支払い、取引の透明性、Solanaの小口取引への適性がWeb3を使う利点として話題になりました。試作にはAIを多く活用したとの説明もあり、ハッカソンではプロダクトだけでなく、短いピッチ動画や資料で価値を明確に伝えることが大切だという経験者の意見も共有されました。