XRの意味には、VR・AR・MRをまとめた呼び方と、現実と仮想空間が交差するという捉え方があることを確認し、AIとの組み合わせを考えました。スマートグラスなどで道案内をする仕組みをはじめ、料理中に食材の切り方を示すARや、電子レンジやパソコンの操作を支援する仕組みなど、日常の作業を助けるアイデアが挙がりました。一方、映像をリアルタイムに認識してAIへ入力することには難しさもあり、XRとAIを同時に使う場合の課題についても話しました。
ほかにも、写真から思い出の場所を3D空間に再構築して追体験するアプリや、作品の舞台を訪れるとARで映像演出を楽しめる聖地巡礼のプラットフォームが話題になりました。現実の人や場所に情報を重ねる遊び、来訪者の動きを記録して混雑状況などを把握する仕組みもアイデアとして挙げられました。XRを楽しむ機器には、価格や重さ、酔いやすさといった普及上の課題があることにも触れました。
後半では、体験を作る際に技術の新しさや派手さを優先するのではなく、利用者が何を求めているか、作品や場所の世界観に合っているかを考えることが大切だと話しました。来場者が直感的に楽しめるシンプルな展示が多くの人を集めた事例を交え、完成度や使いやすさ、すぐに試せるアクセシビリティも重視されました。アプリのダウンロードや長い読み込みが利用の妨げになること、複数の体験を一つにまとめる工夫など、実際に触れてもらうための設計についても意見が交わされました。