デジタル庁が開催する「法令×デジタルハッカソン」について、募集要項や過去の受賞作をもとに話しました。法令検索は、日本の法律などをデジタルデータとして整備し、検索できるようにした仕組みです。今回のハッカソンでは、法案作成・審査業務の効率化、法令データを正確で分かりやすく提供する基盤の改善、法令データの利活用による産業技術やサービスの発展などが目指されています。参加者は法令データや、それを取り出すAPIを活用できます。
応募期限は11月21日で、応募者が多い場合は抽選となる可能性があります。12月9日にキックオフ、12月17日に相談会、成果物の提出期限は1月28日、プレゼンテーションと表彰式は3月10日の予定です。キックオフと最終発表は対面・オンラインのハイブリッド開催、相談会はオンラインで、会場は市ヶ谷駅付近と案内されていると紹介しました。最終発表に進むには予選審査を通過する必要があるため、開発期間だけでなく、事前のアイデア検討や技術の試行も大切だと話しました。
前回の最優秀賞を受賞した「ロージー」は、法令に関する質問を調査して回答するツールです。法令データを情報源として絞り、検索の仕組みや回答の根拠を示す工夫を加えることで、一般的なAIツールとの差別化を図っていました。開発前に国家公務員や地方公務員、弁護士、企業関係者などへ幅広くヒアリングしたことも紹介され、課題を具体的に把握することが、開発の方向性や品質につながると振り返りました。
AIを使う場合も、既存のAIでできることをそのまま作るのではなく、法令データをどう活用し、どの課題に特化するのかが重要だと議論しました。テーマの表現は幅広く、法令データとXRを組み合わせる案も可能性の一つとして挙がりました。AIや開発技術だけでなく、利用者の課題を見つける調査やアイデアの工夫が、作品の独自性を生むという見方が共有されました。