映画『超かぐや姫!』を題材に、メタバースを制作する立場から、作中の仮想空間「つくよみ」の描写を話しました。『レディ・プレイヤー1』や『サマーウォーズ』との比較では、空間の管理者が明確な中央集権型の仕組みであっても、利用する人が自由に楽しく過ごせることが大切だという意見が出ました。また、多くの人が同じ世界を共有し、その中でさまざまなエリアや表現を楽しむイメージについても語りました。
現実とメタバースのどちらかを選ぶのではなく、それぞれの良さを認め、両方を充実させる描き方が印象に残ったと話しました。作中では、仮想空間で得た通貨を現実でも使えるように見える仕組みが描かれています。これを手がかりに、現実の価値と結びつかないトークンの価値をどう生み出すか、仮想空間内で得たお金を使うことと現実のお金との行き来をどう設計するかを議論しました。決済に何らかの段階を挟むことで、仮想空間内の経済と現実の経済のバランスを取れる可能性にも触れました。
ライブ演出では、大きな魚や多数のパーティクルが空間の広さを伝える工夫、スポンサー広告の見せ方などを取り上げました。現実のメタバースでは一つの会場に大勢が集まることが難しく、同じ演出を複数のインスタンスで同時に届ける方法や、ライブならではの空気感をどう再現するかも話題になりました。さらに、作中のエンタメがライブやアクションに寄っていること、配信や創作を始めるハードルが下がる未来への期待についても意見を交わしました。