第405回では、虎ノ門ヒルズで開催されたイベントの「未来のアミューズメントパーク」に出展したゲームについて話しました。参加者は、ソニーの空間再現ディスプレイ(SRD)を使うハッカソンに取り組み、立体の迷路でビー玉を転がす「3Dビー玉ころがし」を制作。立方体の各面にある迷路を、コントローラーのジャイロ操作で傾けながら進み、タイムを競うゲームです。アイテムを取ると壁を通り抜けたり、障害物を消したりできる仕組みも加えました。
SRDはゴーグルなどを装着せず、画面を見て立体映像を体験できるディスプレイです。顔の動きに合わせて映像の見え方が変わるため、奥に傾けた迷路を覗き込めることも、ゲーム設計に生かしました。子ども向けにシンプルな遊び方を目指し、展示では3日間で約150人が体験、プレイ数は約250回に。遊ぶ様子や保護者の反応を受けて、ステージ数を調整したほか、操作方法も見直しました。
開発ではAIによってゲームの基盤部分が早く完成し、遊びの面白さや細部の完成度をどう高めるかが課題になったと振り返りました。技術的な実装だけでなく、何を作るかというコンセプトや、AIへの指示、目指す品質の基準が重要だという話題も出ました。また、ハンドトラッキングやキーボードなど、作品ごとに異なる操作方法を見比べ、XRでは体験の入口となるインターフェースも大切だと確認。2Dと3DのUIの使い分けや、立体表示を生かすエフェクトについても意見を交わしました。