今回は、慈善活動やボランティアにNFTを取り入れる方法を、支援団体・支援者が発行する場合を中心に話しました。活動に参加した人へ実績の証明としてNFTを配る方法と、NFTを販売して収益を寄付や活動費に充てる方法が挙げられました。また、活動量や貢献度に応じた報酬を考える際、思い出として残りやすいNFTと、貢献度を細かく数値化しやすい独自トークンには、それぞれ異なる強みがあると整理しました。両者を組み合わせ、ポイントをNFTに交換できる仕組みも案として出ました。
NFTは、ボランティアに参加した記録を残し、進学などで活動歴を振り返る際の証明に活用できる可能性があります。一方、通常のNFTは転売できるため、本人の活動を証明する用途には課題があり、転売できないSBTのような仕組みも話題になりました。活動実績や支援の履歴が見えることで、誰がどのように助け合ってきたかを共有でき、支援を求める人と協力する人のつながりや、活動への信頼につながるのではないかという意見も出ました。ブロックチェーン上で取引を確認できる点にも期待が寄せられましたが、発行元が情報を管理する場合の信頼性については検討が必要です。
学生は経済面や年齢などの制約から、募金や現地での活動に参加しにくいことがあります。オンラインで情報を広めたり、できる範囲で活動に参加したりすることで貢献を記録できれば、参加のきっかけになり、大人と学生が対等に助け合う関係にもつながるという考えが語られました。NFTを活動の記念として残し、次の会話やつながりを生む可能性もあります。一方で、団体側がNFTやWeb3に対応するための使いやすさ、運用の継続性には課題があります。技術の進化も必要であり、NFTを使うこと自体を目的にせず、活動に役立つ場合に活用するという視点が共有されました。