コミュニティトークンという言葉は広く一般化した用語とは限らないとしたうえで、トークンの一種として捉え、NFTやステーブルコイン、暗号資産、SBTなどとの関係を整理しました。ガバナンストークンはDAOなどで意思決定に使う投票権であり、コミュニティ内で使う独自の通貨を想定するPizzaトークンとは役割が異なると説明しました。また、保有がメンバー資格を意味するとは限らず、貢献度の可視化についても、必ずしも当てはまるわけではないと話しました。
コミュニティトークンの特徴として、現実の通貨との固定した換算価値ではなく、コミュニティ内で共有される独自の価値基準がある点を挙げました。挨拶や講義のようなやり取りも、コミュニティの盛り上がりや参加者の評価によって価値を持ち得ます。別のコミュニティで、特定のものの「長さ」が価値につながる例にも触れ、コミュニティの活動によってトークンの価値が変わり得ることを話しました。
さらに、小規模なコミュニティでは個々の参加者の行動が全体に与える影響が大きく、信頼がトークンのやり取りを支える要素になると議論しました。金銭的価値を持たないからこそ、挨拶や感謝などを気軽に評価できる一方、信頼を損なえば取引や活動にも影響が及びます。コミュニティという範囲の近さが、参加者同士の信頼につながる可能性についても話しました。
ブロックチェーンを使う意義については、現状のPizzaトークンのような使われ方では、Web2のポイントと大きな違いがない場合もあると整理しました。取引の透明性が求められたり、トークンを他のサービスやアプリと連携させたりする段階では、オンチェーン化の利点が出る可能性があります。一方で、何でもブロックチェーンにする必要はなく、運営をなくした分散型の仕組みを実現する難しさも話題になりました。