前回のディベート企画を、立場や勝敗を決めずに意見を交わすディスカッション形式に改め、第1回のテーマとして「マインクラフトはメタバースなのか」を取り上げました。参加者の見方は分かれ、ゲームでありメタバースではないという意見、仮想空間で人とつながれるためメタバースだという意見、既存のゲームやソーシャルVRの中では特に近いという意見が示されました。
メタバースではないと考える理由として、マインクラフトにはエンダードラゴン討伐などの目標があらかじめ設計され、プレイヤーの行動にも制約があることが挙がりました。一方で、マルチプレイやチャット、自由な建築、作ったものや壊したものがワールドに残る性質は、メタバースらしさにつながるという見方もありました。ダイヤなどを使った物々交換も話題になり、経済活動の要素はあるものの、他の仮想空間とどう異なるかが検討されました。
さらに、メタバースに必要な条件として、3D空間、リアルタイムの交流、音声や身振りによる表現、経済活動、世界や仕組みを作り変える自由度などが挙げられました。ワールドが広く開かれていることと、コミュニティごとのクローズドな場所があることを両立させる案や、場所を見つけたり人とつながったりするSNS的な機能についても意見が交わされました。マインクラフトはメタバースそのものか、あるいは近い性質を持つものか、参加者の間で結論は出ず、定義や利用目的によって見方が変わることを確認しました。