憲法記念日にちなみ、「Web3と憲法」をテーマに、法律やルールと分散型の仕組みがどう関わるかを話しました。参加者は、Web3では責任者が明確でないことが法律との相性を難しくする一因ではないかと指摘しました。金融や暗号資産をめぐる制度は複雑で、NFTを扱う際には著作権について把握しておくことも大切だと話しました。また、Web3の技術を理解したうえで日本に適した法律を考える活動として、ルールメイカーズDAOやハッカソンにも触れました。
コミュニティが大きくなり、参加者や資産が増えた場合、全員の意見を聞きながら意思決定するのは難しくなります。多数決やガバナンストークンによる決定も、資産量や人数のどちらを重視するかなど、新たな不公平感を生む可能性があります。参加者は、インターネット上の社会やメタバースで共有するルールをどうつくるか、意見が分かれたときにコミュニティを分けることも含めて考えました。
さらに、憲法を国のルールに限らず、コミュニティの方向性や価値観を示すものとして捉えました。憲法第13条の「個人として尊重される」という考えを例に、データのプライバシーと、ブロックチェーンの透明性や改ざんされにくさとの接点も話題になりました。スマートコントラクトのように、定めたルールを自動で実行する仕組みは、人の信頼に頼る制度とどう異なるのか、また誰がルールを決め、どのように受け入れられる形にするのかを議論しました。最後には、今後のスペースではコミュニティの実際の活動を土台に、ルールや運営について考える進め方も提案されました。