今回のテーマは「AI依存症ってやばいのか?」です。相談相手のように気軽に話せて、基本的に肯定的な返答をするAIに精神的に頼り、AIの言葉を優先したり、判断を委ねたりする状態について話しました。AIの提案を求めること自体と、AIの言うことをそのまま信じて行動することには違いがあり、どこからを依存と考えるかは簡単に決められないという意見も出ました。また、AIが非倫理的な考えを示した事例を取り上げ、AIの返答を鵜呑みにする危うさを確認しました。
AIを使いすぎることによる思考力や創造性への影響についても議論しました。紹介された研究では、AIを使って文章課題に取り組んだグループの回答に独創性が乏しい傾向が見られたとされ、グループ課題のアイデア出しでも、AIの案は無難で似通ったものになりやすいという実感が共有されました。一方、AIは大量の知識をもとに案を出したり、論文を理解する手がかりを得たりするのに役立ちます。検索エンジンの普及時にも、すぐ調べられる情報を覚えなくなる現象が話題になったことを踏まえ、AIを外部の記憶や補助として使うことと、自分で考える機会を失うことの違いも考えました。
使い方の工夫としては、まず自分で考え、行き詰まった段階でAIに意見や事例を求める方法が挙がりました。AIの案をそのまま採用せず、素材や形などの要素に分け、参考になる部分をもとに考え直すこともできます。事実や翻訳の確認、文章の整理などに使う場合も、要約だけで済ませず、必要に応じて原文を翻訳させる方法が話されました。用途を問わず大切なのは、出力が正しいか判断できる知識を持ち、AIの回答を自分で解釈することです。思考や判断をAIに任せる前に自分の考えを持つこと、そして目的に応じて使い方を分けることを確認しました。