この回では、内閣府が提唱するSociety 5.0を取り上げ、データを収集・分析し、意味ある情報に変換して活用するサイクルを社会規模で繰り返すことだと紹介しました。スマートホームで家電を一元管理する例から、鉄道のダイヤや電力供給の調整など、すでに社会で行われているデータ活用へと話を広げました。Society 5.0は、狩猟・農耕・工業・情報化に続く「超スマート社会」として位置づけられることも確認しました。
具体的な活用例として、デジタルツインを使った災害シミュレーションや、AIと高い情報処理能力による効率化が挙がりました。少子高齢化が進む日本では、限られた人手を効果的に活用するためにも、正確なデータをもとに対応や仕組みを設計することが重要になるのではないかと話しました。一方で、デジタル化が進むことで、外部からの操作による犯罪や、家の鍵などがハッキングされる危険性も話題になりました。デジタルとアナログのどちらが安全かを考えるには、仕組みやリスクを理解することが大切だという意見も出ました。
今後の社会像として、マイナンバーなどを通じて人に関するデータが結びつき、健康状態の把握や見守りに役立つ可能性を話しました。その一方で、データを管理する側と管理される側の分断や、管理社会への懸念も挙がりました。また、中央にデータを集めて判断する形から、情報を共有しながら各地で状況に応じた対応を行う「自律分散」の考え方へ移る可能性にも触れました。Society 5.0を理解し、データやAIの仕組みと使い方を学ぶことが必要だと議論しました。