第86回は「ビッグデータと職業」をテーマに、AIやロボットの発展によって仕事がどう変化するのかを話しました。店舗での接客や飲食店での配膳、タクシーの運転など、すでに自動化が進みつつある仕事を例に挙げる一方、AIは企業戦略や企画のような判断にも活用される可能性があると話題になりました。人と接すること自体に価値がある仕事や、教師のように学習以外の役割も担う仕事は、単純にAIへ置き換わるとは限らないという意見も出ました。
学習でのChatGPTの使い方についても話しました。計算問題では使いにくいと感じる場合がある一方、文章で説明を求めたり、暗号資産と税の関係について情報を集めたりする例が紹介されました。教師については、知識を教える役割と、人に直接質問できることや学びを支える役割を分けて考え、AIが補助役として役立つ可能性が話されました。
ビッグデータによって故障情報などを集め、原因の分析や製品改善につなげる将来像を例に、データ活用が仕事や社会に及ぼす影響を考えました。また、数字や論理に基づく判断が強まると、直感や経験を重視する人が意見を伝えにくくなる可能性も話題になりました。DAOの投票では多数決の結果が明確に反映されるため、少数意見が残りにくいという懸念にも触れています。
コミュニティの活動データを分析し、参加が活発な時間帯や会話の傾向を把握できれば、交流を促す企画や投稿をAIが提案できるのではないか、という案も出ました。AIが仕事を担うようになっても、人はコミュニティの中でつながりや役割を求めるのではないかと考え、人とAIの関係を幅広く話しました。