Web3ではDAOやDeFiなど、分散型を掲げる仕組みが注目されています。一方、中央集権は権力や決定権が中心に集まる形として説明され、既存の企業や組織にも見られます。参加者は、コミュニティが小さいうちは互いの意見を把握しやすくても、人数が増えると、よく活動する人や創設時からいる人に決定権が集まりやすいと話しました。目的をもって組織的に動くほど、誰かが進行や判断を担う必要が生まれ、完全な分散は難しくなるという見方も出ました。
その一方で、ブロックチェーンのスマートコントラクトや投票の仕組みは、決定後の処理を自動化し、特定の人に判断や責任が集中する状況を変える可能性があります。ガバナンストークンによる投票も話題になりました。ただし、事業や組織では最終的な責任者や決定権を明確にする必要があるという意見も紹介され、分散型をどこまで実現できるかが議論されました。中央集権には意思決定を速める面があり、分散型には特定の権威に頼らず取引や運営を行う面があるとして、それぞれの利点と難しさを考えました。
歴史の中で集権化と分散化が繰り返されるという見立てや、人数の増加に伴い人々の認知や関係性に限界が生じるという話も展開しました。大きくなった集団から人が離れて小さな集団が生まれる動きを、Agar.ioやSlither.ioで勢力が大きくなったり分かれたりする様子にたとえる場面もありました。議論では、中央集権と分散型のどちらか一方に定まるというより、組織の規模や目的に応じて両方が共存する可能性や、資源の取り合いを避けるためにコミュニティごとに重視する価値を分ける考え方が挙がりました。