狭いコミュニティと広いコミュニティをどのように区分けし、どう交わるのかを議論しました。人数の目安として、社会的な関係を維持できる数は150人程度とするダンバー数が紹介されました。ただし、コミュニティの境目は人数だけでは決まりません。参加者同士が互いを個人として認識し、その人の特徴やできることを把握しているかどうかが、関係のあり方を考える手がかりとして挙げられました。
人数が少ない場では、困りごとに応じて特定の人に相談するなど、個人同士のつながりが生まれやすいという見方が出ました。規模が大きくなると、全員を個別に把握するのが難しくなり、専門分野や役割、所属グループといった括りを手がかりにするようになります。また、交流に使える時間や、相手について考えたり思い出したりする頻度によっても関係の濃さは変わります。登録者が多くても活動する人が限られる場合や、情報を得る目的で参加している場合もあり、在籍人数と実際の関わり方を分けて考える必要性が話題になりました。
広いコミュニティの中に、互いをよく知る小さなグループが複数ある形が多いのではないか、という見方も共有されました。大きな場で企画や情報を知り、近い関係の人に相談する場合と、募集スレッドなど広い場に情報を投稿する場合では、つながり方が異なります。さらに、従来の階層型組織では情報が上から下へ伝わるのに対し、分散型の場では誰もが発信者にも受け手にもなります。広く共有される情報がある一方、細かな情報を得るには、関心のある分野の人が集まる小さな場に参加することも必要だと話しました。大規模なSNSでも、関心に沿って情報を受け取るには、関連する発信を自ら追うことがあると整理しました。