前半では、ChatGPT内から別のアプリを操作する「Apps Inside ChatGPT」について話しました。これまでAIに相談した内容を人がアプリへ転記していた作業を、ChatGPTからの指示で進められる機能として紹介。Canvaでのスライド作成やデザイン変更、Figmaでのデザイン、Spotifyでのプレイリスト作成、旅行サイトの利用などが例に挙がりました。アプリごとに画面や操作方法を覚える必要が減る一方、AIと連携しないアプリが選ばれにくくなる可能性にも触れ、CLI、GUIに続くAIを介したUIの変化を考えました。
後半では、OpenAIの動画生成AIモデル「Sora 2」を取り上げました。物理法則や物の動きが反映された動画を生成でき、映像内の文字や音声も含めて、AI生成だと見分けにくい例があると紹介しました。また、動画を投稿・視聴するアプリとしての「Sora」にも触れました。一方で、既存のキャラクターや作品を使った動画が作られることによる著作権上の懸念や、日本政府からOpenAIへの要請について話し、生成できることと利用してよいことは別だと確認しました。
創作物への報酬還元については、YouTubeのContent IDを例に議論しました。著作物の利用を一律に締め出すだけでなく、利用を検知して権利者に収益を還元する仕組みを、Soraにも導入できるのではないかという意見が出ました。さらに、NFTなどで議論されてきたユーティリティやWeb3の考え方を参考に、AIによる二次創作と権利者への還元を両立するルールづくりが必要だと話しました。