後編では、マンガを出版社から発表する場合と、個人でSNSなどを通じて発表する場合の違いを取り上げました。出版社には編集や原稿の確認、進捗管理などを担う人がいて、作家が創作に集中しやすい一方、個人制作ではそれらを自分で担う必要があります。新人賞や持ち込みなどのデビュー方法、専門学校やアシスタント、独学によるスキル習得についても触れ、SNSなら始めやすいことが特徴として挙げられました。
Web2のマンガ関連コミュニティは、作家やマンガ家を目指す人が中心になりやすいという見方から、読者も気軽に参加できる場の可能性を考えました。作品の先行公開や下書きの閲覧、読者からの感想やチェック、ファン同士の交流などができれば、作家と読者の距離が近づくのではないかと話しました。さらに、NFT保有者向けのコミュニティや、二次創作を認めた場でのトークン取引など、ファン同士の活動が作品を盛り上げる仕組みもアイデアとして語られました。
SNSで作品だけでなく作者自身を知ってもらうことは、次回作に気づいてもらい、作者を応援するファンが生まれることにつながるという話題もありました。一方で、発信には向き不向きがあり、マンガの価値は最終的には作品が面白いかどうかにあるという意見も出ました。Web3やNFT、コミュニティによって新しい発表や応援の形が生まれても、従来の出版社からのマンガがなくなるのではなく、それぞれの形が共存する可能性を話しました。最後には、clusterでマンガを立体的なバーチャル空間で読めるワールドも紹介され、新しい読書体験への期待が語られました。