第67回では、「ステーブルコインとその他仮想通貨の比較」をテーマに、ステーブルコインの基本的な仕組みや、ビットコイン・イーサリアムとの違いを話しました。法定通貨担保型は、円やドルなどに価値を連動させ、対応する資産を担保として発行するものです。価格変動を抑えやすいことから、USDCやUSDTのほか、PayPal USDの発行に関するニュースなども話題に上がりました。
価格が安定しやすい点は、決済や国際送金、仮想通貨市場が下落した際の退避先としての活用につながります。ビットコインなどは取引の途中で価格が大きく変わる可能性があり、契約から入金まで時間が空くビジネスでは使いにくい場合がある一方、ステーブルコインは価格変動を抑えやすいと説明されました。また、法定通貨間の両替や送金にかかる手数料を抑えられる可能性についても意見が交わされました。JPYCのように、日本円に連動するものについても触れています。
一方で、担保資産が発行量に足りないことが判明した場合など、発行元への信用が揺らぐと価値が大きく下落するリスクがあります。金などを担保にする方式や、資産を直接担保せずアルゴリズムで発行量を調整する方式も紹介され、アルゴリズム型では価値の連動が外れる事例も話題になりました。参加者は、ステーブルコインを一つに集中させないことや、利用者自身が仕組みとリスクを理解することの重要性についても話しました。