第71回は「Web2とWeb3の比較 後編」として、前回の内容を振り返りながら、情報の扱い、ピアツーピア通信、デバイスの変化を取り上げました。Web1は主にPCでホームページを閲覧する一方向の利用、Web2はスマートフォンやSNSを通じて誰もが情報を発信できる双方向の利用として整理しました。Web3については、ブロックチェーンを用いた分散型の仕組みや、デジタルデータを所有できる点などを話しました。一方で、Web3の定義はまだ明確ではなく、今後も変化する可能性があると確認しました。
前回話題になった「ビッグテック企業が利用者の情報を売っているのか」については、各社のプライバシーポリシーなどを調べた内容を紹介しました。議論では、情報を直接販売するというより、サービスの改善や広告のカスタマイズに利用し、その広告などから収益を得ているという説明が中心でした。利用者の検索などに応じて表示内容が最適化される便利さと、情報を収集されることへの抵抗感の両面に触れ、こうした中央集権的な管理への疑問がWeb3の分散型という考え方につながると話しました。
LINEのピアツーピア通信については、ユーザー同士でやり取りするデータと、アカウント情報などをサービス側が管理することを分けて検討しました。エンドツーエンド暗号化の有無によって、LINE側がトーク内容を確認できるかが異なることや、グループ通話・オープンチャットではサーバーが関わる可能性も話題になりました。調査内容には不確かな点も残るため、公式情報などで確認する必要があるとしました。
デバイスについては、Web1のPC、Web2のスマートフォンに続き、Web3ではVRゴーグルなどが使われるという見方を紹介しました。一方で、装着時の負担や利用のしやすさを考えると、デバイス自体は大きく変わらず、PCやスマートフォンに機能が加わっていく可能性もあると意見が出ました。Web3の仕組みや利用方法が発展途上であり、今後のデバイスの形もまだ定まっていないことを確認しました。