学生演劇のチラシや公演記録をNFTとして残す案をきっかけに、NFTを持つメリットについて話しました。紙のチラシを保管する代わりにデジタルで集められることに加え、将来有名になった役者や劇団を早くから応援していた証明になること、演劇に関心があることを示せることが利点として挙がりました。一方、無料やカンパ制の公演が多く、NFTの発行や運営に必要な費用をどう賄うか、劇団側にも利点を作れるかが課題として語られました。
発行方法については、各団体が個別に対応するより、チラシを受け取ってNFTを作る有志の仕組みを置く案や、公演に来た証明として配布する案が検討されました。また、写真や公演の記録、ARで見られる情報、観客が参加できる演劇などのアイデアも出ました。話し合いの中では、団体単位より、将来の活動を応援したい役者や制作者が個人で発行する方が始めやすく、応援する側にも気持ちが届いたと感じられるのではないか、という見方が共有されました。
NFTの特性として、唯一性や二次流通時に制作者へ収益を還元できる可能性などが挙げられました。ただし、デジタルチケットや記録を作るだけならNFTでなくてもよく、NFTであること自体を魅力として伝えるのは難しいという意見もありました。NFTへの認知が限られ、金銭が関わることで怪しい印象を持たれる場合があるため、先に使う楽しさや便利さを示すことが大切だと話しました。さらに、VRChatやclusterのようなメタバース上で演劇や交流が広がれば、デジタル上で所有・利用できるNFTの出番が生まれるのではないかと、活用の場や普及の順序についても意見を交わしました。