前回取り上げたメタバースビジネス調査レポートに続き、メタバース関連事業を展開する企業のサービスや事例を見ていきました。紹介された事業は、メタバース領域への参入支援、メディア・広告、Discordの立ち上げと運営支援、バーチャルアイテムのECです。ニュースでは、今後10年で市場が拡大するという予測や、独自のノウハウで収益化率を高めるという目標も取り上げられました。
参入支援の事例として、アニメ作品のアバター制作や、大丸松坂屋百貨店のオリジナル3Dアバター販売、Roblox上のワールド制作が話題になりました。制作に関わるクリエイターを、実名や企業肩書きだけでなく、アバター風のビジュアルや活動名とともに紹介する形式も、メタバースらしいと注目しました。企業の取り組みを紹介するページから、Robloxのワールドやコミュニティへの参加方法に直接つながる点も、従来の企業サイトとは異なる特徴として挙げられました。
Discord運営支援については、参加者の質問に答えられる場をつくり、初めての人にも使いやすい案内やロール設定を整える重要性を話しました。Robloxのコミュニティでは、サーバー内のガイドに加え、生成AIでゲーム内の服を作る機能も紹介されました。こうした運営や制作には経験と専門性が必要であり、企業がメタバース事業を企画する際にも、制作範囲や費用、必要な人材を具体化する支援が役立つという見方が示されました。
終盤では、NFTを使わなくても実現できるのでは、という疑問をそのまま受け入れるだけでなく、実際に試すことで初めて分かる利点もあるのではないかと話しました。技術や仕組みが試行を通じて置き換わった例にも触れ、NFTならではの価値を考えることが次回の話題として提案されました。