今回は「今のスマートグラスってどうなってるの?」をテーマに、AIグラスとARグラスの特徴や、製品の進化について話しました。AIグラスでは、手を使わない写真・動画撮影のほか、AIによるリアルタイム翻訳や画像検索などが挙げられました。ARグラスは、現実の景色に情報や仮想のものを重ねて表示する使い方が中心です。AIの進化に加え、軽量化や薄型化、バッテリー性能、一般的なメガネに近いデザインも進んでいると紹介しました。
スマートグラスが注目される契機となった2012年のGoogle Glassについては、スマートフォンに加えて使う必要性が伝わりにくかったこと、機能や撮影時間に制約があったこと、価格や外観が普及の壁になったことを振り返りました。一方、Ray-Ban Metaは普段のメガネに近い外見で、AIを手軽に呼び出せる点が評価されていると話しました。XREALなどのARグラスでは、ディスプレイを動かす電力や、外部機器とつなぐケーブル、稼働時間が課題として挙がりました。また、撮影機能が周囲に気づかれにくいことから、プライバシーへの懸念も残っています。
三菱総合研究所の記事で示された予測として、スマートグラス市場は2030年に現在の約4倍となる見込みが紹介されました。ただし、スマートフォンで十分だと感じる人に、価格に見合う使い道を示せるかが普及の鍵です。AIグラスの成長だけでスマートフォンを置き換えるのは難しく、ARならではの体験や操作の便利さが必要だという見方が出ました。装着の手間や見た目、バッテリー、価格を改善し、日常で使う理由をつくれるかが今後の課題です。スマートコンタクトレンズのような将来像にも触れつつ、XR機器を身につける抵抗感と、体験を多くの人と共有する難しさについても話しました。