SDGsの17の目標を手がかりに、Web3やメタバースが社会課題の解決にどう役立つ可能性があるかを話しました。メタバースではアバターの姿や性別が現実と異なることから、性別や国籍、人種などを意識しにくくなるのではないかという意見が出ました。また、インターネット上に新しい共同体をつくる構想にも触れ、国境や国籍の概念が薄れる可能性について考えました。
働きがいと経済成長については、NFTやトークンを通じて、好きな活動やコミュニティへの参加を収益につなげる仕組みを話題にしました。ゲームや歩くことなどで報酬を得る例も挙がりました。教育では、メタバースを使えば場所を越えて授業を行える一方、デバイスがなければ参加できないという課題も確認しました。飢餓や貧困への支援では、トークンを活用した寄付で資金を集めやすくなる可能性を挙げつつ、寄付だけでなく、食料を安定して得られる仕組みが必要だと話しました。
地域づくりについては、仕事や文化活動をメタバース上で行えるようになれば、都市への一極集中を和らげられるかもしれないと議論しました。農業のデジタル化や、生産者と消費者を直接つなぐ仕組みにも触れ、デジタル化の本質は端末を使うことだけでなく、情報によって物理的な距離や移動の制約を小さくすることだという見方が示されました。一方で、ブロックチェーンやVRは多くの電力を使うため、環境負荷を抑える技術や仕組みが重要な課題として挙がりました。身分証明や医療情報をブロックチェーン上で扱う案も話題になり、Web3の可能性と限界を幅広く検討した回です。