第1回では、NFTや仮想通貨、メタバースが現在のSNSのように広く使われる未来を想像しました。メタバースでは、視覚や聴覚だけでなく、触覚などの感覚を共有できる技術が登場する可能性があります。参加者は、感覚を伝える技術をVRゴーグルなどと組み合わせ、自宅からさまざまな場所を体験するアイデアについて話しました。一方で、目と耳を中心に、音楽や空間の動きによって一体感を生み出す構想も紹介されました。
仮想空間では物理的な制約が少ないため、音楽ライブやファンと活動者の交流の形も広がると考えられます。現実の会場に足を運ぶことが難しい人も参加しやすくなり、小規模なコミュニティが各地に生まれる可能性が話題になりました。また、インターネット上で人々がつながり、やがて現実の土地や経済活動とも結びつく「ネットワーク国家」の考え方にも触れました。
さらに、生活や消費の一部が仮想空間に移ることで、移動や物の生産に伴う環境負荷を抑えられる可能性が語られました。ただし、仮想空間を支える電力や、現実で必要な食料生産などの課題も挙がっています。経済格差については、トークンによる評価や注目度が新たな格差を生む可能性、ベーシックインカムを導入しても経済以外の不平等が残る可能性が話し合われました。Web3の盛り上がりが落ち着いた時期は、学びや人とのつながりを深める機会にもなるという見方が示されました。