今回のテーマは「メタバースと学校」です。通信制高校の事例をもとに、VR空間に校舎を設け、アバターで登校する学校の仕組みを取り上げました。紹介された事例では、VRゴーグルや対応パソコンの提供など、機器に不慣れな生徒を支える体制も話題になりました。近くにいる相手の声が聞こえる空間で休み時間のような交流ができることや、体育祭の代わりにeスポーツ大会を開くことなど、オンラインでも生徒が一緒に活動する工夫に期待が寄せられました。
授業での活用については、太陽系を手元に広げて観察する地学や、立体空間で図形・物理を扱う学習など、VRの没入感を生かした例やアイデアを紹介しました。実物や空間を立体的に見て、体験しながら学べれば、従来の授業では理解しにくかった内容を捉えやすくなるのではないかと話しました。N高等学校の教材や部活動にも触れ、メタバースを学校全体で使う形だけでなく、教科ごとの授業や学習イベントに取り入れる方法も考えました。
一方で、ゴーグルを長時間装着する負担、VR内でノートを取る難しさ、機器の導入費や故障時の対応など、実際に使う際の課題も挙がりました。アバターを介した交流が合うかどうかは人によって異なる可能性や、通学や運動の機会が少なくなることへの懸念も話題になりました。リアルな学校にも独自の良さがあるため、全面的な置き換えだけでなく、リアルな授業との併用や塾のような学びの場としての活用、clusterのイベントで体験する方法についても意見を交わしました。