第188回では「メタバースでしかできないこと」をテーマに、今後のイベント企画も踏まえながら、メタバースならではの魅力を探りました。前回の話題にあった「夢が見られる場所」という捉え方を引き継ぎ、空を飛ぶ、ワープする、時間帯を変えるなど、現実の物理法則にとらわれない体験が、メタバースでワクワクする要素として挙げられました。音楽に合わせて空間の色や建物を変えるなど、現実では手間や費用がかかる演出を実現しやすい点も話題になりました。
距離を越えて人が集まれることは大きな利点ですが、それだけではメタバースで開催する独自の魅力にはなりにくい、という意見も出ました。リアルで行うイベントをclusterでも開催する計画を例に、現実の会場をそのまま再現するだけでなく、メタバースだからこそ可能な体験を加えることが重要だと確認。夜空や天候を自在に変える演出、作品の世界に入り込む空間、音や光を組み合わせた体験など、参加者が「メタバースならでは」と感じる工夫を考えました。
また、話し声や観客の反応を空間に取り入れ、イベントが盛り上がっている雰囲気をつくれることや、アバターを通じて参加することで、現実よりも人前で表現しやすくなる可能性も話し合いました。一方、参加者が少ない場合は演出との違和感が生じることや、現実の偶然性をどう捉えるかにも触れています。実際のイベント内容や来場者の楽しみ方を考え、メタバースならではの体験へつなげることが、企画を成功させるうえで大切だとまとめました。