第231回では、Cluster Conference 2024で発表されたClusterの新方針とアップデートを、メタバースのワールドやイベントを制作する立場から取り上げました。Clusterが掲げたのは「バーチャル経済圏のインフラを作る」というビジョンです。ゲームの枠にとどまらず、バーチャルに住むユーザーが経済的にも精神的にも豊かになる世界を目指すという説明に、参加者から期待の声が上がりました。
ワールド関連では、ワールド内でClusterコインを使って購入できる機能や、紹介ページに動画を掲載する機能、別のワールドに移動してもプレイヤーの情報を保持する機能などが紹介されました。イベントを複数のワールドに分けたスタンプラリーなど、制作者が実現できる体験の広がりについても話しました。さらに、カスタマイズ性の高いHUDや、質問・要望を整理して共有できるクリエイターフォーラム、非公開ワールドでのテスト環境についても触れています。
アバターでは、VRM 1.0への対応に加え、プロフィールから身につけているアクセサリーを購入できる機能、ワールド内でのアバター販売、コーディネートの保存が話題になりました。イベント関連では、ギフト機能やUIの刷新、VRでのサブ音声対応、イベント検索の改善、有料チケット制のライブハウス運営サービスなどが紹介されました。制作者向けダッシュボードでは、来場者や利用デバイスなどの分析が期待されています。
特に大きな発表として、個人による営利利用のガイドラインが明確になったことを取り上げました。個人でのイベント開催やワールド制作、協賛・寄付の受け取り、外部サービスを通じたワールド制作の受注や、ギミック・スクリプト付き3Dモデルの販売などが可能になる内容です。参加者は、こうした機能とルールの変更によってClusterでの活動や表現の幅が広がると話し、今後のイベント制作への期待を共有しました。