前回に続き、ブロックチェーンや暗号資産、NFT、AI、XRなどを広く含むものとしてWeb3を捉え、2025年の動向を話しました。XRについては、VR・AR・MRなどの技術を含む概念として整理し、現実では難しい体験や表現を仮想空間で実現することも、メタバースがXRと結びつく理由として取り上げました。メタバースを新しいコミュニケーションや世界として捉える見方も共有しました。
XR機器では、VRヘッドセットやApple Vision Proに加え、軽量で画面を表示できるARグラスについて話しました。ARグラスは、PCやスマートフォンと接続して作業画面を映せる点などが話題になり、装着時の負担や価格、接続の手間が普及の課題として挙げられました。VRは体験の没入感やゲームの豊富さが強みで、スマートフォンに代わるほど広がるには、機器ならではの魅力や周囲の人も使っている状況が必要ではないかと意見を交わしました。
Web3の普及については、大阪・関西万博の公式アプリでNFTを受け取れることや、チケットにSBTを用いる仕組み、自分でNFTを発行できる機能が紹介されました。また、利用者にとってはWeb3であることより、使いやすさが大切だという意見があり、既存サービスに技術が取り入れられることが認知につながる可能性も話しました。NFTについては、カードの所有や交換など、価値を実感できる活用方法が必要という見方が示されました。
暗号資産については、米国での関心の高まりや企業の参入に期待する一方、日本の税制が新たな事業や若い起業家の参入を難しくするとの懸念が語られました。ビットコインは現状、支払いに使える場面が限られ、投資・金融資産として扱われる面が大きいとの意見もありました。さらに、マイニングに伴う電力消費や大規模事業者への集中が、分散という考え方とどう両立するかも論点になりました。