第280回では、告知テーマ「メルカリNFTって、どうですか?」をもとに、サービスの特徴や課題を取り上げました。メルカリNFTは、メルカリ本体が提供するNFTの販売・購入サービスとして紹介されました。メルカリに登録していれば、利用者が自分でウォレットを用意せず、日本円やメルカリの売上金でNFTを購入できます。OpenSeaで扱われるNFTを購入でき、購入時のガス代は利用者に請求されない一方、売却時には売上の10%が手数料としてかかると説明されました。
仕組みについては、利用者ごとのウォレットではなく、運営側のウォレットにNFTをまとめて保管する「運営ウォレット集中型」と整理しました。そのため、ウォレット作成や暗号資産の準備といった手間がなく、NFTに慣れていない人にも使いやすい点が評価されました。一方で、NFTを自分のウォレットへ自由に移せず、出庫できるのは一部に限られることや、モバイルアプリでは利用できないことが課題として挙がりました。対応チェーンはイーサリアムで、ポリゴンなど他のチェーンのNFTは扱えないとも話しました。
また、クリエイターへのロイヤリティがないことや、売買手数料が海外のマーケットプレイスより高めであることにも触れました。メルカリのような信頼のある企業が運営することで始めやすくなる反面、NFTを運営側が管理する設計では、分散型の仕組みを重視する人にとって気になる点もあります。参加者は、既存のNFT利用者にはOpenSeaなどの選択肢がある一方、メルカリNFTはこれからNFTを試す人に向いた入口になり得ると整理し、NFTの使い道や、外部ウォレットとの連携など今後の展開にも期待を寄せました。