第321回では、Googleが公開したオープンソースのAIエージェント「Gemini CLI」を取り上げました。CLIはコマンドラインインターフェースの略で、マウスや画面上のボタンで操作するGUIとは異なり、ターミナルなどでコマンドを入力して使います。Gemini CLIでは、ターミナルから日本語でGeminiに依頼でき、コーディング以外にも文章作成、調査、問題解決、タスク管理などに活用できると紹介しました。
大きな特徴として、パソコン内のファイルを読み込み、内容の確認や編集を行える点を説明しました。Web上のチャットAIではファイルをアップロードしたり、コードをコピーしたりする必要がありましたが、Gemini CLIではローカルのファイルを直接扱えます。Discord botのコード作成支援や、HTMLファイルの修正例も挙げ、関連するCSSやJavaScriptを分けて保存するなど、ファイルをまたいだ作業ができることを共有しました。また、Google検索を利用して情報を集め、結果を表やCSVとして出力する使い方にも触れました。
無料でGemini 2.5 Proや大きなトークン枠を利用できる点、オープンソースである点も話題になりました。ファイルを書き換える際に変更内容を示して承認を求める動作は、利用時の安心材料として紹介されました。一方、操作にはターミナルや基本的なプログラミング画面への慣れが必要な場合もあります。後半ではNode.jsの導入からGemini CLIのログインまでを試し、HTMLファイルの読み込みや色の変更を実演しました。最後に、AIに頼ることで作業が進みやすくなる一方、AIへの依存をどう捉えるかについても触れ、次回の話題としてAI依存の影響を挙げました。