この回では、SideFXが開発する3DCGソフトウェアHoudiniを取り上げました。BlenderやMayaのように形を直接調整する方法とは異なり、Houdiniではノードと呼ばれる処理を組み合わせ、形状や生成手順を設定して制作します。パラメーターを変えることで全体をまとめて修正でき、同じ仕組みを使って異なるオブジェクトを作ったり、複雑な形状を大量に生成したりしやすい点が紹介されました。
特に強みとして挙げられたのは、炎・煙・水・破壊など、物理的な動きを伴うシミュレーションや、自然物・街並みといった複雑な表現です。ゲーム、映画、CMなどで使われるほか、番組内では『ゼルダの伝説』の背景や、ディズニー作品、マーベル作品、国内の映画・アニメ・ゲームなどが活用例として話題になりました。また、Pythonによるカスタマイズや、ノードの組み合わせをツールとして再利用できることも利点として挙げられました。
一方で、ノードをどう組み合わせれば意図した形になるかを考える必要があり、直感的な操作に慣れた人にも学習のハードルがあると話しました。有機的なキャラクターモデリングなどは、ほかのソフトが向いている場合もあり、用途に応じた使い分けが大切です。無料版Houdini Apprenticeは基本操作を試す選択肢として紹介され、商用利用や出力解像度などに制限があることも説明されました。ライセンスの価格や導入手続きにも触れ、まずは無料版から試してみること、学生コミュニティでもHoudiniに挑戦していくことが語られました。