第35回は「Web3とオタ活」をテーマに、推し活で使われる費用やグッズの売買、ライブ限定の品を購入するファンの行動などを取り上げました。アイドルのNFTについては、メタバース空間でアバターとして使える例が紹介されました。一方、デジタルアイテムやメタバースに馴染みのないファンにとって、同じ金額をライブやグッズに使う場合と比べて、購入の魅力が伝わりにくいのではないかという話もありました。
ファン活動にトークンやポイントを取り入れる案についても話しました。グッズの購入や制作、ライブ参加、情報発信などを通じてポイントを得て、ビデオ通話や手紙を送る権利などと交換する仕組みが挙げられました。応援の形を記録することで、金額だけでは見えにくいファン活動を可視化できる可能性や、ファン同士でポイントや制作物を介した交流が生まれる可能性について意見を交わしました。また、トークンを発行し投票に活用するアイドルプロジェクトの例にも触れました。
メタバースライブについては、既存のライブをそのまま再現するだけでなく、VRならではの盛り上がり方を作る案が出ました。アバターの動きやハートなどのエフェクトで反応を表したり、スマートウォッチの心拍と連動させたりするアイデアです。参加者の好みに応じて、盛り上がる会場と静かに鑑賞する会場を分けることや、会場限定NFTを配布することも話題になりました。現実のライブと同じ体験を目指すだけでなく、VR独自の一体感をどう生み出すかを考える回となりました。