第354回では、CGWORLDの記事をもとに、京都が新たなコンテンツ制作拠点として注目されている背景を話しました。京都には任天堂や京セラをはじめとする企業があり、大学や芸術系の学びの場も多く、学生の比率が高いことが特徴として挙げられました。一方、京都市外で就職する学生が多いという課題も紹介され、企業誘致や補助制度を通じて、若い人材が地域に残る環境づくりを進めていると説明しました。
歴史的な建造物や寺社、博物館、街並みといった京都の環境は、作品づくりの発想につながると話しました。チームラボの京都での展開や、京都の文化資産と新しい技術が交わる事例にも触れ、京都の知名度や「日本らしさ」を感じさせるイメージが、国内外に向けたコンテンツ発信にも生かせると述べました。企業やイベントの拠点としては、学生やクリエイターが集まることに加え、会場費や交通アクセスも選ばれる要因として挙げられました。なお、京都の道路や土地の特性からソフトウェア系の企業と相性がよいのではないか、という見方は、記事の記述ではなくスピーカーの推測として紹介されました。
XRについては、現実の風景に情報や過去の情景を重ねることで、京都の街歩きに新しい体験を加えられる可能性を話しました。VR・AR・MRを含むXRの説明に加え、京都でのイベントやハッカソンにも触れ、関西の参加者が地域の催しに目を向けることを提案しました。後半では、学生コミュニティで進めているUnity Room向けゲーム制作を紹介し、開発だけでなくデザインや広報などの参加も呼びかけました。また、Web3にはブロックチェーン関連技術を指す用法と、より広く分散型インターネットを指す用法があり、XRを含むかどうかは文脈によって異なると整理しました。