第442回では、JPYCが1円を上回って取引されたニュースを取り上げました。9月17日に韓国の取引所Upbitへ上場した後、二次流通市場で価格が高騰し、記事では為替換算で一時約3.32円に達したと紹介されていました。翌18日朝には約1.05円まで戻ったとされ、参加者は「発行元が1円で売る価格を変えた」のではなく、取引所内の需給によって取引価格が上がった点を確認しました。
高騰の要因として、Upbitでの入出金がイーサリアムに限られていたことや、上場直後で取引所内のJPYCの在庫・流動性が薄かったこと、ステーブルコインだと知らずに購入した人がいた可能性などが話題になりました。JPYC-EXでは1JPYCを1円で発行・償還する仕組みがあり、二次市場の価格が1円から離れても、公式の発行・償還価格とは別に動きます。市場価格が1円を上回れば売りが、下回れば買いが入り、価格が1円に近づく仕組みや、こうした乖離を「デペグ」と呼ぶことも説明しました。
価格差を利用して利益を得た人がいる一方、高値で購入した人やDEXの流動性提供者の一部には損失が生じた可能性も取り上げました。また、JPYCの流通量が約19億から約42.6億に増え、累計発行額が100億円を超えたという話題にも触れました。JPYCの利用先が限られていることや、今後の流通拡大についても意見を交わしました。