第54回では、告知テーマ「Ordinalsって何?」をもとに、ビットコインのブロックチェーンを使ったデジタルデータの記録方法について話しました。Ordinalsは2023年に広く知られるようになった新しい仕組みとして紹介され、当初は「ビットコインを使ったNFT」と説明されました。一方で、厳密には一般的なNFTとは異なるという指摘もあり、データをブロックチェーン上に直接刻む点が特徴として取り上げられました。
イーサリアムのNFTでは、画像などのデータそのものではなく、外部に保存されたデータにつながる情報をブロックチェーンに記録する方式が多いのに対し、Ordinalsでは作品データも含めて記録するフルオンチェーンの形が話題になりました。また、ビットコインの単位に番号を割り振り、データを刻んだ順番にインスクリプション番号が付く仕組みや、特定の番号が希少性につながる例についても説明されました。データ量を抑える必要から、ピクセルアートの作品が多いという見方も共有されました。
利用面では、ウォレットやサイトの画面が分かりにくく、英語中心であることなど、初めて触れる人にとってのハードルが挙げられました。OpenSeaを中心とするイーサリアムNFTとの比較では、Ordinalsは技術面やフルオンチェーン性、希少性への関心が強い一方、作品の表現や使いやすさには違いがあると話しました。さらに、データ量の増加がビットコインのノード運用に与える影響を懸念する意見や、ビットコインの知名度が新たな利用者につながる可能性、日本語情報や利用環境の整備が普及に関わるという意見も交わされました。