「Web3と平和」をテーマに、平和な社会をどのように築けるかを考えました。江戸時代の長い平和は中央集権的な統治によって保たれた一方、Web3が掲げる分散型の仕組みとは異なると整理し、分散型の社会が平和につながる可能性を話しました。また、戦争が資源や領土の獲得、武器の需要など経済的な利益と結びついてきたという見方を共有しました。
NFTなどデジタル資産の価値が広がれば、物理的に奪って利益を得ることが難しくなり、戦争や略奪の動機を弱めるのではないかという考えが示されました。ブロックチェーン上の取引は記録が見えやすく、不正な取得や取引への抑止力になりうるとも話しました。DAOやコミュニティでは、攻撃や乗っ取りによって信頼が失われれば、その価値自体が損なわれるという見方も紹介されました。さらに、トークンエコノミーやAIによる食料などの安定供給が進めば、戦争と景気や生活の結びつきが弱まる可能性についても考えました。
メタバース上のコミュニティへの所属意識が強まることで、国籍だけに依存しないアイデンティティが生まれ、国民を動員する力が弱まる可能性が話題になりました。一方で、技術が平和を保証するわけではなく、実際に何が起きるかは分からないという認識も共有されました。戦争体験を伝える人が少なくなる課題に対しては、メタバースの記録技術で語り手の姿や仕草を残すことや、ゲームを通じて当事者の視点に近づくことが、記憶の継承や理解に役立つ可能性を話しました。