第83回では「Web3によって格差は広がる?縮まる?」をテーマに、前回に続いて格差の捉え方を話しました。インターネットでは世界中の人や情報が見えるため、誰と比べるかによって自分の立ち位置の感じ方が変わります。格差があることと、それを本人が気にすることは別であり、何を比較対象にするのかが大切だという意見が出ました。
ブロックチェーンやトークンエコノミクスが広がると、お金だけでなく、コミュニティごとに価値を測る基準が生まれる可能性についても話しました。たとえば、あるコミュニティではNFT作品に独自のポイント上の価値があっても、外部では同じ価値として扱われないことがあります。自分を認めてくれる場所で価値を見つけることや、お金以外の価値の測り方が増えることが、格差の感じ方に影響するのではないかと語りました。
一方、新しい技術の知識や情報に触れる機会の差は生じます。早くから知って行動した人が先行する面があるものの、本人がその差を望んでいるか、気にしているかによって受け止め方は異なります。また、国ごとの制度や文化の違いにも触れ、日本は仮想通貨などの導入で慎重な面がある一方、コンテンツ産業などの強みを活かせる可能性があると話しました。単純に遅れていると判断せず、どの要素を比べているのかを確かめる必要があるという意見も出ました。
情報が整理されていない状況では、AIや詳しい人に尋ねること、コミュニティに参加することが理解の助けになります。Web3のコミュニティは情報交換の場であるだけでなく、個人で活動を始めたり、起業や企画に取り組んだりする選択肢を広げる面もあると話しました。