第13回では「Web3とアミューズメントパーク」をテーマに、メタバース上に遊園地のような場所が生まれたとき、どのような体験ができるのかを話しました。現実のテーマパークに足を運ぶ理由として挙がった、非日常や作品の世界観を体験することを、仮想空間でも実現できるのかが議論の出発点です。いつでも仮想空間に入れるようになれば、そこでの体験が日常となり、特別感が薄れる可能性もある一方、普段の生活空間とは異なるワールドに仲間と出かける楽しみも考えられると話しました。
仮想空間ならではの魅力として、現実には作りにくいアトラクションや、ガンダムなどの作品世界を再現する体験、映画の主人公の視点から物語に入るような仕組みが挙がりました。また、歴史的建造物や都市の風景を再現し、現実では見にくい場所や過去の姿を自由に体験する案も話題になりました。作品の公式ワールドにチケットを購入して入る形も可能性として挙げられています。
一方で、VRを長時間使うと非日常に慣れてしまうのか、どのような空間が日常の居場所になるのかについては、実際に体験が広がらないと分からないという意見もありました。Web3では小規模でコアなコミュニティが多く生まれる可能性があるとして、多くの来場者を集める従来型のテーマパークと、どのように共存するかも話し合いました。
VRの視覚・聴覚から匂いや温度などを感じる「ファントムセンス」や、移動・全身トラッキングの技術にも触れ、体験の幅が広がる可能性を検討しました。現実のイベントとの接点としては、NFTチケットやバーチャルライブが挙がりました。最後には、ゲームやNFTの取引などを構想するメタバースのデモとして、Hello Petsについても紹介しました。