NFTを一般に広げるには何が必要か、Web3に詳しくない人の視点に立って話しました。NFTはまだ知られていないうえ、「詐欺」や「投資」と結びついたマイナスイメージがあるという意見が出ました。投資対象としてではなく、作品やサービスを「欲しいから買う」ものとして届ける一方で、二次流通時に制作者へ利益が還元されるといったNFTの特徴をどう生かすかも論点になりました。
活用先としては、ファンがいる作品やスポーツ、ゲームなどにNFTを取り入れる案が挙がりました。NBA Top Shotやディズニーとの取り組みを例に、NFTそのものに関心がなくても、好きな作品のグッズとしてなら購入につながる可能性があると話しました。また、ゲーム内アイテムのように、もともとデジタルデータへ課金する文化がある場面なら受け入れられやすいのではないか、という見方もありました。一方、価格や特典の設計によっては購入のハードルが上がり、NFTへの印象を悪くすることも指摘されました。
さらに、ウォレットの作成や本人確認に手間がかかること、そもそもNFTでなければならない場面が少ないことも課題として挙がりました。既存のものにNFTを付けるのではなく、NFTを使いたくなる新しいサービスやプラットフォームが先に生まれることが必要ではないかと議論しました。個人クリエイターの作品やファンアート、3Dモデル、ワールドなどを扱う場の可能性にも触れましたが、NFTの一般化にはなお難しさがあり、稼げることを前面に出すより、利用者が自然に価値を感じられる仕組みを作ることが大切だと話しました。