今回のテーマは、AIが人間を超える日は来るのかという問いです。シンギュラリティは、自律的なAIが自己改良を繰り返し、人間を上回る知能が生まれるという仮説として紹介されました。2045年に到達するという予測や、2029年にAIが人間の知能を超えるという見方にも触れました。一方で、「人間を超える」とは何を指すのかは曖昧です。将棋のように特定の分野で人間に勝つことと、あらゆる分野で人間を超えることは異なり、共通テストの結果なども例に、能力をどう測るかが話題になりました。
AIの進歩の速さについては、生成AIの広がりや、AIに指示を出すプロンプトエンジニアという仕事が挙げられました。AIによってなくなる仕事がある一方、新しく生まれる仕事もあるという意見が出る一方で、技術の進化がさらに進めば、現在の役割も変化する可能性が語られました。また、人間の脳の仕組みや、視覚・聴覚などの多様な入力、経験から得る情報が、AIと人間の違いや創造性に関係するのではないかという考えも交わされました。画像生成AIの仕組みとして、生成する側と結果を判定する側がフィードバックを重ねる方法も紹介されました。
AIが仕事を担うことで人間が働かずに暮らす未来を想像する意見や、宇宙空間など人間には難しい環境でAIやロボットが役立つという話が出る一方、AIが人間に危害を加えない仕組みや強制停止の方法についても議論しました。SNS上で情報が人の意識や行動に影響すること、AIが作った映像や投稿を見分けにくくなることへの懸念も挙がりました。シンギュラリティには明確な到達点があるとは限らず、気づかないうちに少しずつ変化が進むのではないか、という見方が示されました。
最後に、AIにできないこととして「人間であること」や、自分らしさを追求して人生を楽しむことが挙げられました。人間の失敗や感情、個性を面白がることも、人間らしさの一つではないかという意見が交わされました。AIに個性を持たせられる可能性や、一人の人間ではなく人類全体とAIを比べて考える視点も話題になりました。