今回は「Web3とゲーム」をテーマに、ゲームが現実とは異なる世界を作り出す力と、メタバースとの関係について話しました。冒頭では、ゲームをしてお金を稼ぐ「GameFi」に触れつつ、主にゲームの世界観や没入感を取り上げました。ストーリーの作り込みに加え、映画やドラマよりも長い時間を一つの作品に費やすこと、NPCに挨拶したり、ゲーム内で出会ったプレイヤーと交流したりすることが、ゲームならではの体験として挙げられました。
さらに、ゲーム内での何気ない行動も、世界に入り込む感覚につながると話しました。目的に直結しない薪割りやコーヒーを飲む行為、キャラクターに合わせた行動などを例に、行動の自由度や細かな要素が、仮想空間で生活している実感を生む可能性を考えました。メタバースにはストーリーや人間関係も重要で、そうした体験を通じて現実とは異なる姿で過ごせることが、現実の自信にもつながるかもしれないという見方が示されました。
また、ゲームではBGMや時間帯、天候などを演出できることも、現実とは異なる表現として紹介されました。将来は、写真を加工するような手軽さで、メタバース空間の音楽や景色を利用者が変えられるようになる可能性にも触れ、日本のゲームが持つコンテンツや世界づくりの知見を生かせるのではないかと話しました。終盤には、個人でゲームを作る際の技術的な難しさと、制作技術が身近になればゲームや仮想通貨を取り入れた作品を作りやすくなるという期待も語られました。