デジタルコンテンツのシェアは、URLを渡して同じ情報にアクセスしてもらう形が一般的である一方、NFTは唯一性や所有者を区別する技術として扱われるため、両者は一見相性がよくないという話から始まりました。NFT作品そのものを複製・再配布するのではなく、マーケットの販売ページを共有することはできても、所有権を伴う作品を共有する場合は、譲渡など別の方法が必要になると整理しました。
一方、オリジナルをNFTとして唯一のものにしつつ、鑑賞・共有用の画像や動画を別に公開する方法が話題になりました。レプリカ版を別のNFTとして発行する、あるいは共有しやすい版をWeb2に置くことで、オリジナルを持つ満足感と、URLで多くの人に見てもらうことを両立できる可能性があります。NFTを持つことが、ファンであることや早くから応援していたことを示す手段になるという考えも出ました。ただし、多くの人に見せるだけならWeb2の仕組みで足り、無理にブロックチェーンを使う必要はないという見方も示されました。
後半では、家や車などの現実資産を共同で使う場面に、NFTやFT、トークンを活用できるかを検討しました。掃除や丁寧な利用への謝意をトークンで示す案が挙がる一方、管理者の不在、事故や災害時の責任・費用負担、参加者間の信頼といった問題があります。また、どの状態を「きれい」と評価するかは人によって異なるため、報酬の基準やトークンを得る目的を明確にしなければ、納得感のある運用は難しいと話しました。共有の対象や参加者に応じて仕組みを考える必要があるという議論になりました。