今回は、トヨタが発表した独自ゲームエンジン「Fluorite」について話しました。ゲーム制作を主目的としたものではなく、車載タッチパネルやナビなどのUIを作る用途が中心と紹介されました。車載ディスプレイに3D表示を取り入れる際、既存のUnityやUnreal Engineでは、機器の性能によって処理負荷が大きくなる場合があります。幅広い車載ディスプレイで動作するよう最適化するため、独自エンジンを開発したのではないかと説明しました。
技術面では、エンジンの基盤にC++を使い、UI部分にはDartとFlutterを採用していると紹介されました。コードを保存すると変更をすぐ画面に反映できるホットリロードや、Googleが開発した3Dレンダリングの仕組みにも触れました。使いやすさでは既存エンジンに及ばない可能性がある一方、用途に合わせて作られたエンジンという印象も語られました。
車の状態を3Dで示すことで、情報を理解しやすくできる可能性や、近年のUIで立体的な表現が見直されていることについても話題になりました。自動運転が普及し、車が移動中に過ごす空間へと変わる場合には、車内のエンタメや操作方法も変化するかもしれません。Fluoriteが将来的にエンタメ分野にも広がる可能性はあるものの、現時点では車載UIが主な用途として紹介されました。また、3Dモデルやゲームエンジンの技術を持つ人材が、自動車業界でも活躍できる可能性について意見を交わしました。