第200回では「日本人のメタバースワクワクの起源を探る」をテーマに、メタバースやサブカルチャーに期待を寄せる人が多いのはなぜかを話しました。ドラえもんの「夢を叶える」というイメージを入口に、アニメで描かれる「こんなことができたらいいな」という想像が、メタバースで夢を叶える感覚につながるのではないか、という意見が出ました。
ドラえもんやポケモンなどの作品では、特別な世界の中でも登場人物の行動や工夫を追いやすく、視聴者が自分を重ねて考えやすいのではないかと議論しました。秘密基地を作ることや、作品に描かれた冒険に憧れることにも触れ、現実では難しいことをメタバースなら試せるという期待が、ワクワクを生む可能性を話しました。また、困難を経て最後には道が開ける物語が、希望や「自分にもできるかもしれない」という感覚を支えるという見方も共有されました。
さらに、日本の作品に見られる物語性や、神道・仏教などを受け入れてきた文化、江戸時代の庶民文化や識字率にも話題が広がりました。これらが新しい世界や表現を受け入れ、自分たちで文化を作る姿勢に関わっているのではないかと、参加者それぞれの考えを交わしました。終盤では、メタバースをより一般的にするには、どの層に何を伝えるとよいのかという次の問いも挙がりました。